坐骨神経痛。右股関節から足先がするどく痛む(49歳、女性)

初回の状態

元々ヘルニアを持っており、今年の1月に重たいものを持ち上げて腰を痛めたそうです。最初は腰の痛みだったけれど、腰の痛みが気にならなくなってきたら右の足に突き刺すような痛みがでてきたそうです。来院時は朝起きるときや夕方以降に、右の股関節から右のスネあたりまで突き刺すような痛みがでている状態で、安静にしていると痺れているような感覚で、歩いたり動かすと痛みに変わりました。整形外科にいったけれど、状態は変化せず、インターネットで調べてリガーレαカイロプラクティック新宿整体院へ来院されました。

腰の可動域検査をすると、左に身体を倒すような動きで右の股関節付近に痛みがでており、足上げ検査(SLR)では痛みや痺れの誘発はなく、右の骨盤の前横の筋肉を押すと、足の痛みが再現される状態でした。

施術後の変化

骨盤の仙骨と股関節を結ぶ筋肉(大腿筋膜張筋)の筋膜痛の可能性を疑い施術を行いました。初回はお尻の筋肉や骨盤横の筋肉を緩めるアプローチと股関節に可動性をつけるアプローチをメインで行ったところ、施術後は足が軽くなりました。

2回目は3日後に来院され、朝の足の痛みの時間は変わらないが、夕方以降の痛みが激減したとのことでした。

3日目は3日後に来院され、朝は2時間くらいは痛いけれど、その後は軽減している様子でした。

4回目は1週間後に来院され、朝の痛みが1時間くらいまで減少していました。

5回目は1週間後に来院され、朝もほとんど痛みが気にならなくなったとのことでした。とりあえず大丈夫ということで、以降は経過を見て施術間隔をあけて再発予防の為メンテナンス施術に以降することとしました。

担当者からのコメント

椎間板ヘルニアといわれたそうですが、症状自体はヘルニアの症状ではなく筋膜痛が疑われました。これは筋肉が硬くなって過敏になり、その筋肉の周囲に痛みや痺れを飛ばすというものです。実際、骨盤と股関節をつなげる筋肉(大腿筋膜張筋)の緊張を緩和し、股関節の可動性を促す施術を行ったところ、症状は軽減していきました。

レントゲン、MRIで椎間板ヘルニアが疑われるケースの一部に、症状自体はヘルニアが関係しないケースもあります。カイロプラクティックではそれらを見分ける検査に基づいて施術を行います。同様のケースでお悩みの方は是非一度ご相談ください。

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