クラシックバレエを踊るときに足の甲が痛む (42歳女性 )

足の痛み

初回の状態

娘さんがクラシックバレエ教室に通い始めたのをきっかけにお母さまもバレエを始められましたが、この1年間ずっと足の甲の痛みがひどくて、この1ヶ月はまともに練習が出来ない日が続きました。整形外科で見てもらうとレントゲンにより足の甲の骨が棘のように出来ていました。そのことによる痛みで、痛み止めで様子を見るが最終的には手術しかないと言われました。
手術前に出来ることがあるか調べたところ、疲れたときに通っている整体院の先生がカイロプラクティックを勧めたので、インターネットで調べてリガーレαカイロプラクティック新宿へ来院されました。

足の付け根の関節(足根中足関節)部分の骨に棘があり、熱感と触った際に痛みがありました。
外反母趾と偏平足があり、アキレス腱と踵に不整列が見られました。
足周りの筋肉(前脛骨筋、後脛骨筋、下腿三頭筋)に筋肉の硬結が見られました。

施術後の変化

8週間で10回の施術をして、症状は8割以上改善しました。
はじめの2週間で4回来ていただき、炎症状態を抑えて足の不整列と筋のアンバランスをメインに施術していき、それ以降は骨棘がある足の甲にある靭帯の癒着を取り除く施術を加えたところ、良好な改善がみられました。

担当者からのコメント

バレエダンサーはとにかく足首、足首、足首です。
足首はすねも合わせて28の骨からなり、とても強固に連結しています。身体の全体重を足の裏で支えるながら移動出来るようになっているため、強さと柔軟性が必要となります。
バレエダンサーはつま先で体重を支えなければいけませんが、つま先で立つまでに足首を適切に動かせないと足の甲の部分の骨に摩擦がおき、その場所に骨細胞が増殖していきます。

結果として硬い棘のようなものができ、その骨同士がぶつかると激痛となるので踊るところではなくなってしまうのがダンサーあるあるでした。
この方は足を構成する関節に不整列や硬さがあり、その状態で踊り続けていたために足首に関わる筋肉のバランスも崩れていました。

このような状態では足の体重を上手くつま先に移動させることは難しいですので、痛み止めなどで一時しのぎをしても状態が改善しないのは根本的な問題が残されていたからでした。
まずは炎症を抑えつつ痛みがない場所の関節と筋肉を施術し、患部の痛みが落ち着いてきた時に骨棘がある部分の関節に対してアプローチを行ったところ、ダンスをしても以前のような痛みはほとんどなくなりました。

ただ、足の不整列は残っているので定期的にケアをしないと痛みが戻ってくるので、現在は2~3週間の頻度でメンテナンスケアをさせて頂いました。
骨棘自体は骨の変形の為、戻りませんが、仮に手術をしても根本的な問題が残っていると再発したり他の部位に痛みが出てきます。これからもバレエを楽しみ痛くなるリスクを下げるには、適切に整えられた足首は必要不可欠ですとお伝えしました。

また今回は足首に着目して施術を行いましたが、足首に筋肉がつながる骨盤(仙骨)の傾きについても同時にケアをすることでより安定するケースが多いです。座る時間が長い方は特に骨盤(仙骨)が後傾しやすく、骨盤の後傾はもも裏からアキレス腱の緊張を強くする為です。どんなにもも裏(ハムストリング)のストレッチをしても緊張が緩まない場合は骨盤のゆがみが影響している可能性が考えられます。

このような足の甲の痛みや足首、股関節の問題でカイロプラクティックや整体をお探しの方は新宿西口駅徒歩3分にあるリガーレαカイロプラクティック新宿までお気軽にご相談ください。

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