バスケットボールのシュートで腕が挙げづらい(17歳女性)

初回の状態

(問診内容):1ヶ月程前からバスケットボールの練習中シュートが打ちづらい気がしていました。ここ1週間ぐらいはフリースローも以前より届きにくい感じがあります。
痛みはなく、肩に怪我をしたことはありません。高校生活最後の大会なので完全な状態でプレーをしたいと思い来院しました。

頭を後に傾けた状態と腕を身体の前に出し上方向へ動かすと制限がかかっていました。
背骨の胸辺りの骨の柔軟性が低下しており、三角筋の過度の緊張、広背筋の筋力低下が見られました。

施術後の変化

首、背骨の矯正と肩、肋骨の動きを広げる施術を行い、胸郭(背骨・肋骨・横隔膜に囲まれた部分)の可動性(動かせる範囲)が広がり、肩甲骨から腕の動かしづらさが改善しました。

担当者からのコメント

肩関節に関わる筋肉の過緊張により関節の可動域が制限され、腕が挙げづらくなっていました。肩を構成する腕・肩甲骨・胸郭の可動性と合わせて背骨と肋骨の動きの改善を確認しながら施術を行いました。

身体がバランスをとるためは体幹、股関節、肩甲胸郭関節の可動性・安定性が重要な役割を担っています。オーバーワークにより肩甲胸郭関節がスムーズに動かないことで、腕の上がりづらさや首、肩、背中の緊張が強くなり回復しずらい状態になることはめずらしくありません。

日常的に運動する習慣のある方は特に、日々のストレッチケアと共に、月に1度のカイロプラクティックでのメンテナンスをすることで、体幹の安定・可動性を維持し、怪我を予防することにつながります。当院では運動時や普段の姿勢をチェックし、身体の使い方などを見直しながらパフォーマンスの向上を目指します。

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