学生時代から肩こりや頭痛があり、仕事を始めてから肩や首のコリが強く月に2-3回頭痛薬を飲んでおられたそうです。半年前から首や肩だけでなく、背中や腕にも痛みが出始め、耐えられなくなり、リガーレα・カイロプラクティック新宿へ来院されました。
<初診時の状態>
・首から背中、肩、腕にかけて鈍痛がある状態で、首を左に向けると痛みが生じており、腰椎左凸、胸椎右凸の側湾がみられました。
<経過>
1回目の施術:
骨盤から背中、首にかけて全体的な背骨の矯正を行い、肩甲骨と肋骨の間(肩甲胸郭関節)の可動性をつける施術を行いました。
2回目の施術(1週間後):
1週間頭痛はなく、背中、首、肩のコリ感が軽減されたとのことでした。
3回目の施術(1週間後):
頭痛が出ておらず、もちろん頭痛薬も飲んでいないとのことで、経過良好のため、2週間、施術間隔をあける事としました。
4回目の施術(2週間後):
頭痛は出ていないが、首がしんどくなってきたそうです。
5回目の施術(2週間後):
頭痛なく、首の痛みもなくなったが、背中に痛みが出始めたとのことでした。
6回目の施術(2週間後):
頭痛なく、首も背中も痛みはなかったものの、PCに向かっていると多少首や肩が凝ってくるが、以前ほどの辛さはないとのお話でした。
<担当 コメント>
10年以上も頭痛に悩まされていたようですが、順調に頭痛が軽減されて大変嬉しく思いました。
頭の痛みの多くは、後頭部の緊張に伴い、頭部へ行く血液の流れに関連しています。各種検査を元に土台である骨盤・背骨の矯正を行い、首周囲の関節、筋肉の動きを改善させることで、頭部への血流状態が改善により、頭痛が軽減していくケースは多くみられます。デスクワークの方に多いケースですが、後頭部の関節・筋肉の硬さが強く、この筋肉を緩めただけでも頭痛がスッキリされていました。また、この方は特発性側湾もありました。特発性側湾は後ろから見たときに背骨が横方向に彎曲してしまっている状態です。ただ、側弯があっていても痛みが生じる人と生じない人がいます。逆に、背骨が正常なカーブを描いていても頭痛や肩こりがある人もいます。
背骨が正常なカーブを描いていると体重を上手く分散できるため疲れにくい体になっているのですが、同じ姿勢で長時間過ごしていると背骨と各関節は可動性を減少させ固くなってしまいます。一概に側湾症だから頭痛や肩こりがひどいのだというわけではありません。しっかりと背骨、骨盤の状態を改善させ、身体の重心が背骨・骨盤の上に乗る状態で各関節の機能が高まれば、背骨の側湾があったとしても症状の改善は期待できます。
側湾をお持ちで体のことでお悩みの方は一度、リガーレα・カイロプラクティック新宿へご相談ください。