肩の痛み・しびれ

肩の痛み・しびれ

肩は複雑な構造からなる関節です。ぜひカイロプラクティック治療を受けてみてはいかがでしょうか。

肩の痛みについて

①肩の構造

肩関節は複雑な構造を持った関節です。

肩は、ほかのどの関節よりも大きな可動域を持つのが特徴です。例えば、外転動作(外側から腕を上げていく動作)は180度動かすことができます。

これらは肩関節だけの動きではなく、鎖骨、肩甲骨、脊柱も一緒に動きます。これによって大きな可動域があるのです。

肩を動かす筋肉もたくさんあります。

よく言われるインナーマッスルは、肩を安定させるために必要な部分です。アウターマッスルは大きな動きをしたり、力を発揮するために使われます。

②肩の生体力学

肩を横から挙げていく動作を分析してみましょう。

肩を横から挙げていく動作は、正常では腕が耳に付くところまで挙がります(この位置が180度です)。

0°~30° ・・・  棘上筋の作用で上腕骨が上がっていく(棘上筋が損傷していると、全く上げることができない)

30°~  ・・・  上腕骨が2°挙がるごとに、肩甲骨が1°動くという割合で動く。三角筋やほかの筋肉が働いて上に上がっていく。

60°~120° ・・・ この角度では構造上、肩の筋肉が関節に挟み込まれてしまいやすく、挟み込み症候群(別名インピンジメント症候群)が起こりやすい。

150°~180° ・・・ ここでは背骨の動きも加わることで、肩が挙がっていく。肩と反対側の背筋を使うことで体が側屈し、肩が上がってく。

また肩の動きは姿勢とも関係します。背中が丸まり肩が前に突き出た状態で肩を挙げようとしても、実は挙がりません。これはこの姿勢により肩の関節軸がズレてしまうために、思うように挙がらないのです。

これらの肩関節の特性を考慮した上で治療を行うことで、より効果的に治療をすることができます。

③主な肩の障害

1.四十肩・五十肩

40代、50代くらいで肩関節が痛みで挙がらなくなってしまう状態。ひどい場合には夜中に痛みで眠れないことも。

2.野球肩

野球選手に見られる肩関節の障害。投球時の痛み。

3.インピンジメント症候群

肩を挙げる動作で、肩の筋肉が関節に挟み込まれる症状。

4.棘上筋腱炎

肩を挙げ始めるのに必要な棘上筋を傷めている状態。

5.テニス肩

ラケットを振る動作での痛み。症状としては野球肩に似ている。

「肩の痛み」症例コラム一覧へ

タイトルとURLをコピーしました