くしゃみをすると背中が痛い…バトミントンの翌日にぎっくり背中。

スポーツ障害・パフォーマンス向上

初回の状態

デスクワーク(35歳)のマナミさんが久々に家族とバトミントンをした翌朝から背中の激痛でベットから起き上がる時やくしゃみをする時に背中に激痛がはしるという主訴で来院されました。

元々デスクワークで姿勢はよくないので、首や肩のコリはあったものの、たまにマッサージに行くとしばらくは気にならない状態だったそうです。学生時代にバトミントンをしていたので、久々の運動で張りきって動いたためか、途中から背中に違和感があったそうです。

来院時は背中から首にかけての緊張が強く、仕事でパソコンに向かうのも、電話で受話器に耳をあてる姿勢も、通勤の歩く振動すら痛みを生じる状態で、このままでは仕事にならないということで、西新宿駅の近くにあるリガーレαカイロプラクティック新宿院に来院されました。

首から背中全体にかけての緊張が強く、肋骨、横隔膜、肩甲骨の動きも制限がみられ、

体幹をねじる動きや特に前に曲げる動きで強い痛み出ていました。

猫背姿勢のまま体幹の前側の屈筋および、肩甲骨周りの背筋を含む筋肉を過剰に使ったため、筋肉が固まって動けなくなっている状態でした。

肩甲骨周りでトラブルを起こしやすい筋肉の一例(イメージ図)

施術後の変化

初回:
患部の関節の動きがとても少ないため、まずは首、肩、股関節と体幹を結ぶ筋肉、関節に対して、可動域を上げる施術を行い、体幹の緊張を緩めました。
肩甲骨の間の胸椎という背骨の関節の動きと肋骨の動き、横隔膜の動きが制限されていたので、主要な関節機能障害がみられる胸椎という背骨(肩甲骨の間の背骨)の矯正を行い、合わせて横隔膜を緩める施術を行いました。

施術後は呼吸が深くできるようになり、肩、首、体幹の動きが改善し、咳やくしゃみでの痛みが気にならない状態にまで改善されました。
背骨の動きの悪さは習慣的な使い方で戻ってくる状態にある為、1週間以内の施術と日常の姿勢意識のアドバイスを行い施術を終了しました。

担当者からのコメント

昔スポーツをしていて、ブランクのある方が久々の運動で身体を痛められたケースでした。デスクワークによる猫背姿勢の時間が長い方が肩甲骨を大きく動かすスポーツ(バトミントン、ゴルフ、ボクシング)を久々に行うと背中、肩甲骨、肋骨に付く筋肉が問題を生じることはめずらしくありません。パソコン作業時間の長い方は体幹の不安定感、骨盤、背骨の問題を解消してからスポーツに取り組まれることをオススメします。また花粉症のこの時期、咳やくしゃみのし過ぎで肋骨まわりの筋肉(肋間筋)や横隔膜の柔軟性がなくなると、肋骨の疲労骨折になるリスクも上がります。

またパソコン、スマホによる猫背姿勢対策として、首、肩甲骨、肋骨、骨盤、股関節周りのストレッチをされることで、予防できるトラブルも多くありますので、日ごろからのケアが一番です。
「気を付けていたけれど、痛めてしまった!」という場合は痛めた後に自己流のストレッチでは良くなりづらいことが多いです。違和感や痛みが数日以上続いている方はWHO基準のカイロプラクターに一度ご相談ください。

ご参考まで、くしゃみによる背中の痛みの「原因と対策」について ↓

くしゃみをすると背中(肩甲骨の内側)が痛くなる原因と対策
こんにちは。リガーレαカイロプラクティック新宿の白石です。このところ気温差があり、花粉症に悩まれる方の多いシーズンでもあり、「くしゃみで肩甲骨内側にひびく痛みを何とかしたい」、「なぜくしゃみをするとこんなに背中が痛いのだろ...

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