激務で首が回らなくなった(20代女性)

初回の状態

20代デスクワークの女性が首の症状を訴えてきました。

(問診):
仕事で忙しい日が長く続き、睡眠時間が短い為に疲れがとれない日々でした。首、肩、腰、股関節の動きが制限されて、特に首がまわらないので困っており、インターネットで検索して来院しました。

(視診・触診):

猫背姿勢のため、首のうしろから肩甲骨の間にかけて強い緊張がみられました。
首の動きに制限があり、振り向く動作、上を向く動作、下を向く動作全てに痛みを伴っていて肩周囲の筋肉の柔軟性が低下してました。
両手は上にまっすぐ上げられないく、腰を反る動きで腰椎と骨盤の間に痛みが発生していました。

施術後の変化

初回:首の矯正を行い、背骨の横の筋肉(脊柱起立筋)の硬く縮まっているのを緩める施術をしていきました。肋骨の矯正及び、肩関節の動きをつける関節運動を行い、肩甲骨と背骨を結ぶ筋肉や股関節周囲の筋肉に対するアプローチを行って施術後は、首の可動域が改善し、痛みなく回旋、上下の動きができるようになっていました。
2回目(5日後):毎日家でのストレッチを行い、首の動きが改善し、腰痛も気にならない日が増えてきて肩のハリ、股関節の硬さはあるが忙しい割に調子がよくとても喜ばれていました。
背骨の横の筋肉(脊柱起立筋)および股関節周囲の筋肉の緊張を緩めていき、肋骨、肩関節の関節運動を行っていきました。家で大胸筋のストレッチをアドバイスして終了しました。
3回目・4回目(7日後):仕事が忙しくなり、ストレッチが出来ない日が続いて首の緊張が戻って、腰痛は気にならずに落ち着いていました。
継続して背骨全体の検査および矯正を行いバランスを調整していきました。
忙しい時に首の痛みがもどるので、メンテナンスの施術に移行していきました。

担当者からのコメント

今回のケースは拘束時間の長いデスクワークをしてて、背骨周囲、肩関節周囲、股関節周囲の筋肉の硬さが見られました。デスクワークの方に見られる典型的な状態ですが、ここまで同年代、同職種の方に比べると非常に強い緊張状態でした。
猫背姿勢の状態で長時間PCに向かっているということで、慢性的な不良姿勢から背骨の自然なカーブがなくなっていました。骨格矯正とストレッチの効果を感じて頂きやすい症例と言えます。カイロプラクティックでは症状の場所に限らず、背骨から骨盤、下肢の状態を見て調整していきます。毎日繰り返される仕事の不良姿勢に生活上の動きのクセが加わって問題となる場所は人それぞれですが、根本は背骨の位置や動きの異常から発生しています。猫背姿勢から筋骨格系にトラブルが出ている方は、改善・予防の為に、カイロプラクターによる定期的な背骨のケアをお勧めします。

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